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飛鳥千尋のサークルEins:Vierの活動報告と石橋トモ(ともぞぬ)の日記
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1-3

ホッホー、ホッホー

 

「………おや?鳥が………啼いているね………」

「あれは鳥ではございません―――それ」

と老人は千影の背後を指差す。

その先―――樹上には鳥にしては余りにも大きすぎるシルエットがあった。

それは梟のようでもあり、人が蹲っているようにも見えた。

目を凝らす。

千影の黝い瞳と、爛々と輝く夜啼鳥のそれと、三本の視線が交差する。

間違いなく其処には人が―――少なくとも人の姿をしたモノが―――千影を凝視しながら啼いていた。

その千影の様子に気が付いたのか。

「そこらからいつも抜け出してしまうようです」

と、老人は周囲の瘋癲醫院を指差して、

「遠くに行く訳でもなく、朝になれば帰って来るので、放っておいているようです」

「ふむ………」

千影は顎に手にやって、何やら思案していたようであるが。

「それにしても………」

と視線を夜啼鳥から外して言葉を続ける。

「………この道は………どこまで続いているのかな………」

先を見やれば蛇行しながら続く川と、それに沿って輝きを放つネオンサイン、それに照らされた桜の木々だけが視界にあり―――

いつまでも、どこまでも続いているように見えた。

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